友達の基準は

営業をやっている同期が最近この近くに異動になり、

久々に会って一緒にゴハンに行ってきました。

営業とエンジニア。話すときのテンションが全然違います。


入社して初めて会ったときは、そのテンションの高さにドン引きしました。

なんでいつもそんなに楽しそうなんだよと。

人と関わる「営業」という部署への配属を希望している人の気持ちを

理解出来るわけがないと思っていたし、

そんな人から見れば私は、暗くてマイペースで

あまり関わりたくないだろうなと思っていました。

というか思っていただけでなく実際、

マイナス思考だとか暗いとか何度も言われてムッとしていました。


でも確か、入社して最初の自己紹介で、私がみんなの前で

伊坂幸太郎さんの本が好きです」と言ったときに

グラスホッパー面白いよね」とボソッと言われたことがずっと私の中では残っていて、

根っこの部分では同じかも?と思っていました。

時々「理解出来ない(-_-)」と言うと、

「理解しようとしてくれるんだ?」と言われ、

その発想の違いにドン引きしながら。

でも根っこの部分はたぶん同じだと信じながら。


で、なぜか今も仲良しです。

テンションは相変わらず違っているし、

仕事の話をしてもお互い理解出来ないのに、

なんとなく感覚的に話をしていて分かり合える同期。

生き方も考え方も全然違っているのに。

相手もそう思っているのか、よくゴハンに誘ってくれたり電話をくれたりします。

会うたびに「相変わらず考え方が暗いよね」とは言われるのですが。


あのとき伊坂さんの話題にならなければ、

理解出来ない「営業配属の同期」なんかに自分から声をかけることなんてなかったと思います。

伊坂さんありがとう。

あ、別に、これが恋に発展するとかナイですよ〜。


ちなみに今日は、伊坂さんのインタビューが載っている本を買ってきました。