今週のお題「ブログをはじめたきっかけ」

「文章を書く練習のため」と、「文章を書く人の気持ちを知るため」です。

↑一言でまとめるとなんか薄っぺらくなっちゃいましたね・・・。


私はいつか論文を出したいです(夢はでっかく!)。

論文を出すのなら内容はもちろんですが、文章の書き方も重要ですよね。

題名を見た瞬間とか、最初の一文を読んだ瞬間に、

引き込まれるような文章を書けないといけない。

ブログはその練習にぴったりです。

何かの間違いでここを開いた人が、

読み続けたくなるような文章を書けるように、訓練中です。

毎回長い文章を書いてしまうところが反省点なのですが・・・。


ここで、突然ですが、恩田陸さんの小説を紹介しますね。

恩田さんの作品は気持ち悪くて苦手です。

どのように気持ち悪いのかというと、

グロいシーンが多いわけではなくて、

意味の分からないシーンが多かったり、

謎が謎のまま終わっていたりして、もやもやとする気持ち悪さです。

「蝉を食べる人の夢を見ました」とか、

「真っ赤な百日紅が咲いていてなんだか怖いと思いました」とか、

「幽霊の絵を飾っている蕎麦屋さんがある」とか。

この文章が後で伏線として生きてくるわけでもなく、

ただストーリーを不気味にするだけなんです。

謎をいっぱい落として、解決しないまま終わるし。


それなのに、恩田さんの本を私はいっぱい持っています。

ストーリーではなくて、ちょっとした一文や表現に惹かれるんですよね。

例えば、主人公が、自分は実は幽霊かもしれないと思うシーン。

主人公が旅に出る瞬間に憂鬱になるシーン。

短いワンシーンに引き込まれてしまう瞬間があります。


ストーリー全体を見ると、「分からない人は分からなくてもいいよ」と、

恩田さんから突き放されているように感じます。

そんな恩田ワールドを、私は理解したいんです。

読むだけじゃなくて、何でもいいから書いて世間にさらしてみれば、

作家さんの気持ちに少し近づけるのではないかと。


とりあえずブログを始めて一ヶ月経ちましたが、

今のところ、文章が上手くなった気配はないし、

文章を書く側の気持ちを掴むことも出来ていません。

もうちょっと軽い気持ちで、

しばらく続けてみま〜す。