今週のお題「心に残った本」

〜ミステリー編〜

伊坂幸太郎さんの「ラッシュライフ

面白い本を読みたいと言われたらまずこれを貸すことにしています。

感動とか共感とかはないけれど、ただただ面白い。


〜ホラー編〜

「パラサイトイブ」

読んだのがもう10年くらい前なので記憶が怪しいのですが、

事故死した奥さんを生物学者が生き返らせる話・・・?

自分がもし生物学者だったら、愛する人を失ったとき、

同じように、生き返らせてしまうだろうなと考えながら読みました。

当時、私は生物ではなくて物理専攻だったのですが、

科学の発達の面白さと同時に恐ろしさを感じながら読みました。


〜恋愛編〜

山本文緒さんの「群青の夜の羽毛布」

山本文緒さんの本を初めて読んだとき、

「主人公が私に似てる!!!」と思ったのですが、

クチコミを調べてみると、たくさんの女性が同じことを感じるらしいですね。

山本文緒さんは、女性が普段表面には出さないけれど持っている、

裏の感情を描くのが得意だと思います。


世界の中心で愛をさけぶ

本やドラマですぐに泣く妹がこれを読んでも泣かなかったのに、

めったに泣かない私が読んでボロ泣きした本です。

愛する人がもうすぐ亡くなるって分かったとき、

どうやって受け入れたらいいのだろう?

私が受け入れられないまま、亜紀は亡くなってしまい、

私は実家のリビングで大泣きしました。


〜外国編〜

パウロコエーリョの「ベロニカは死ぬことにした」

ベロニカは自殺に失敗して病院に運ばれるが、

自殺未遂の後遺症で体を傷めてしまい、

五日以内にあなたは亡くなるでしょうと告げられる。

自殺未遂をしたとはいえ、五日以内に亡くなると分かったとき、

どうやってベロニカは受け入れるのだろう?

その五日間を、何を考えながら過ごすのだろう?


〜漫画編〜

小花美穂さんの「パートナー」

双子の片割れが事故死して、その遺体が生物系の研究所に盗まれ、

ウィルスを使って生き返らせる・・・

なんか、↑の「ホラー編」で書いたストーリーと似ていますね。

このタイプのストーリーが好きなんですね。

大切な人が亡くなって、生き返らせる技術があったとき、

私もきっと、生き返らせると思うんです・・・。

そして、そんな技術って純粋に面白いし興味があるので、

結果的に恐ろしいことになると分かっていても開発出来るのなら開発したいんです・・・。


〜文学編〜

「狭き門」

ジェロームとの結婚を諦めたアリサの行動について、

大学院の頃に先輩たちと語り合ったことがあります。

アリサの行動が「意味わからん」とか否定的な意見が多かった中、

私はなんとなく共感出来るものがあったんです。

ただ、作者が訴えたかったことを私は理解出来ていないような気がするし、

今読めばまた別の感想が思い浮かぶような気もします。

今、もう一度、読んでみたい。


〜古典編〜

万葉集

朝寝髪 われはけづらじ うつくしき 君が手枕 触れてしものを


〜参考書編〜

竹内薫さんの「ゼロから学ぶ量子力学

これを読んだからって量子力学の試験が解けるようになるわけではないけれど、

量子力学の枠組がなんとなく分かるようになります。


「スバラシク実力がつくと評判の確率統計キャンパスゼミ」

中心極限定理とかモーメント母関数を勉強するために使いました。

私の卒論を助けてくれた一冊です。

「次は○○について説明しますねー」のような、語りかける口調になっていて、

参考書にたっぷりメモを書き込むのが好きな私は、その文章に対して

「出来た」「分かった」「分からない」のような返事を書き込んでいたような気がします。


〜ガイドブック編〜

るるぶ横浜」

彼氏と初めて遠出するときに買ってもらったこの本。

折り目とか付箋とかメモとかでもうボロボロだけど、

甘い思い出が詰まった本です。ふふふ。


〜楽譜編〜

ドビュッシーの「アラベスク

去年の誕生日プレゼントに同期からもらった楽譜です。

ショパンがピアノ界の詩人なら、ドビュッシーはピアノ界の画家と言われるそうで、

二次元的な広がりを感じる、心に残る曲です。



・・・曲?

最後テーマが変わってしまいました(笑)。